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吠える犬のしつけ

案外根に持つタイプですから、道を歩いていて特定の場所に行くと動かなったり吠えたりするなるなど、けっこう頑固なところも持ち合わせている場合も多くありますので、ホドホドの思いやりは必要ですが、かわいそうという気持ちが先行すると犬は素早くさとり、甘えやワガママが出る場合もあります。

始めからリードを強く引き戻したりすると犬が恐がりますから、腰をかがめて「アトヘ」と優しく言いながら歩きます。

ついて来たなら、左手で犬を包み込むような姿勢で歩くこともしてみましょう。ほめられながら歩くことによって、人について行くことは安心できることだと覚えさせるのです。

犬の飼い方は、トレーニングの進歩の度合いをよく観察し、ほめておだてることを少なくしていくようにし、犬が自分の意思で歩けるようにしていきましょう。

犬のしつけがＱ＆Ａで分かる！

恐怖症の原因のうちもっとも多いものは､雷や銃声など突然聞こえてくる大きな音です。犬はそういう音によってパニック状態に陥り、恐ろしい音から逃れるためにドアから走り出たり、ときには２階の窓から飛び降りることさえあるのです。

行動専門家の助けを借りてこうした過剰反応を低減させることも可能ですが、長い時間がかかるプロセスであるため、あえてそれに取り組もうとする飼い主は多くありません。

基本的には、まず犬を管理された環境におき、犬を怖がらせているものを非常に弱めた形にして犬と接触させます。そのとき誰かがそばについていてやり、怖がらずリラックスできたら褒美をやります｡

たとえば､雷を怖がる犬のしつけの場合､雷を録音したテープを最初は音量を絞って聞かせ､徐々に音を大きくして繰り返し聞かせます｡飼い主はそばにいて、犬が静かに寝そべっていられたらおやつを与えます。

しかし、この方法が常に成功するとはかぎりません。なぜなら、気圧の変化や稲妻までも再現することは不可能だからです｡抗不安薬を与えると、犬の心を静め、これで死ぬわけではないと犬に実感させることができます｡

そのあいだに、飼い主は犬をリラックスさせ､恐怖の原因になっているものを受け入れさせることができるのです。